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【コラム】平屋と2階建てどちらがお得?平屋と2階建ての違いを比較してみた結果

2024.03.16

住宅を建てる際、2階建てと平屋のどちらがお得な選択なのか迷いますよね。

この記事では、コスト、利便性、将来性などを総合的に比較し、最もお得な選択を見極めます。理想の住宅を建てる際の判断材料にしてください。

以下目次の5つの要素を通じて、2階建てと平屋を比較し、それぞれの特徴やメリット、デメリットを明らかにしていきます。

 

目次:

1.初期費用 

2.長期的なランニングコスト

3. 日常生活の便利さ 

4. 老後や障害に対するアクセシビリティ

5. 周辺環境との調和

 

この5つの要素を通じて、2階建てと平屋を比較し、それぞれの特徴やメリット、デメリット、考え方を明らかにしていきます。

 

1.コスト比較 

1. 初期費用 

初期の建築費用について、同じ面積(坪数)で平屋と2階建てを比較すると、平屋の方が高くなります。

それは基礎の面積が大きいことや屋根の面積が大きくなることによることを考えると理解がしやすいかと思います。

単純に同じ仕様・面積で比較をしてしまうと平屋の方が建築コストは高くなります。

しかし、平屋だと階段の面積を減らせたり、コンパクトに作れることでコストを下げていく事もできますので、プランニング次第なところもあります。

平屋をご希望の際は「どうして平屋か?」という問いを整理して平屋を実現しましょう。

 

また、初期コストでかかるものとして土地の取得費用があります。2階建てと平屋を比較すると、平屋の方が広い土地の取得が必要になってきます。

平屋をご希望の際は土地の取得費用の増大も考慮に入れなければなりません。

そもそも広い土地の取得が可能なのか、なかなか都会の住宅地では平屋を実現するための広い土地の取得が難しいのも現実です。

 

2. 長期的なランニングコスト

長期的なランニングコストで言うと平屋の方が低く抑えられます。

メンテナンスで大きな費用がかかるのは主に設備の更新と外壁廻りです。設備の更新は平屋、2階建てとも大きく変わりませんので、外壁廻りのメンテナンス費用をいかに低く抑えるかがポイントになります。

外壁の劣化にポイントを絞ると、地面から屋根の軒までの距離が近い平屋の方が、地面から軒までの距離が大きい2階建てに比べ、雨や太陽光にさらされる面積が小さく、時間も短いので劣化しにくい環境を作ることができます。

また2階建てでも軒をしっかり出すことで外壁を守ることができます。逆に平屋でも軒のない外壁面は雨や日光の影響をより受けます。

また平屋は修繕時に足場を組む費用も抑えられたり、そもそも2階の重さがないので建物の耐力上もとても優しく、長期でみる平屋のメリットは大きいです。

 

3. 日常生活について 

毎日の使い方においてはどちらも一長一短です。プランニング(設計)次第というところでしょうか。

平屋はワンフロアになるぶん上階への行き来は減りますが、作り方によっては長い廊下ができることも。

また、平屋のワンフロアの部屋の距離感は、いつでも家族みんなの気配を感じやすいですが、逆に距離が近く、生活のリズムをご家族で揃えることが難しい場合は距離が近すぎることは逆に問題になります。

お住いになるご家族により暮らし方は異なりますので、設計士と暮らしの話をしながら部屋の配置をしてもらうことが大切です。

朝起きてどう動くか、また帰宅してどう動くか等、頭の中で何度もシミュレーションしましょう。

私たちは建築のプロですが、生活の仕方はお施主様によりそれぞれです。

生活の仕方・暮らし方を教えて頂き、2階建てがいいのか平屋がいいのか、中間がいいのかその他の計画がいいのか、本音で設計者と話し合いましょう。

 

4. 老後や障害に対するアクセシビリティ

建てる時はまだ元気でも老いは誰にも避けられません。

2階に上がるのが辛くなった時のことを考えると平屋には大きなメリットがあります。

しかし平屋を実現するには土地の取得費用や建築コスト等初期費用の壁が高いです。また希望のエリアで広い土地の取得は困難な場合もあります。

でも、将来のことは大切。主寝室を一回に計画した、平屋ベースの2階建てという計画もお薦めです。

 

5.周辺環境との調和

また少し視点を変えて周辺環境から平屋か2階建てかを考えるのも大切です。

一軒一軒の住宅が街並みを形成します。

建物の高さ、ボリューム、屋根の形は街並みに大きな影響を与えます。

周辺の環境を守ることが、所有地の価値を上げます。

自分の家が美しい街並みづくりに責任を果たすことはとても大切です。

 

また

隣地の建物の形状によって、光の取り入れ方、風の通し方、プライバシーの守りかたが変わってきます。

その土地の個性や周辺環境の個性から建物の形状(平屋か2階建てかを含め)を決定していくのもとても大切になります。

広さは満たしていても隣地の状況によっては平屋が適さない敷地もあります。

 建物の形は土地の影響や周辺環境の影響を受けますので、土地探しの際に不動産の専門家のアドバイスに加え、建築の専門家のアドバイスを受けることがとても大切になります。

 

早い段階で、建築づくりのパートナーとなる専門家の選定をしていきましょう。

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まだ、パートナーとなる建築専門家が決まらない方は、プランズマーケットお客様相談室へお困りごとをご相談ください。

 

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