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庭
Rural House
『敷地の特徴を建築の快適性に置き換える』
計画地は市街化調整区域で、遠くには山並みを望み、周辺には田畑が広がるのどかな場所である。前面道路は緩やかな坂道で、隣地には鬱蒼としたエノキの群生の森があった。古くから残る敷地境界は三角形状に変形したものであった。
平屋を求められたことから、建物は変形した敷地いっぱいにそのままのかたちで立ち上げた。そして塀や垣根を設けず、1m 以上の高低差を造成することなくそのまま室内にスロープとして取り込んだ。敷地境界に沿ってできた平面、高低差が現れた室内床、地面と平行に下る屋根。特徴的な環境を建築の個性として置き換えていく。
また、4つの中庭を設けてさまざまな向きに部屋を配置し、敷地形状に沿わせるように建築を折り曲げた。室内に現れる梁は4 つの中庭をそれぞれ中心として放射状にレイアウトした。室内から中庭を経由し敷地外へと広がりを感じることのできる住宅である。
建主の所有地であるが、市街化調整区域であるため建築することのできない西側の敷地には、遊歩道を計画した。⾧い間放置されていたこの敷地は、建主家族だけでなく隣に住む親世帯の広大な裏庭としても利用できるようになった。
取り扱い専門家
特別な建築を目指して
建築は、家電や自動車と違い一品生産によって作られます。建主の要望・敷地の環境・時代
性・使用する素材や工法・構造や環境エンジニアの知性・施工する職人の技術・・・それら
すべての要因が複雑に絡み合い、ひとつの建築が出来上がります。どの建築にもそれぞれ違っ
た条件があり、それぞれが個性的なものとして建ち現れるのが建築の魅力であると考えます。
一方で、西欧諸国の近代化の過程や日本における戦後復興の際にうまれた「プロトタイプと
大量生産」という考え方は、僕たちの考える一品生産の魅力と対極に位置づけられる建築観
として存在します。社会や時代によって必要とされる建築が違い、どちらが優れているとい
う事ではありません。
僕たちは目の前にある建築の計画を、特別な建築となる事を目指して活動しています。その
為に、「早く・大量に・同じものを」という考えとは逆の、「ゆっくりと・ひとつずつ丁寧に・
個別具体的なものを」という考えを大切に建築を計画します。僕たちが社会において必要と
されるのはきっと、特別な建築をひとつひとつ建ちあげる時だと思います。
ファーストプラン資料
- ラフ案
- 敷地配置図
- 間取図
- 平面図
- 立面図
- 断面図
- 展開図
- パース・CGパース
- 内観イメージ図
- 外観イメージ図
- 概算仕上げ表
- 建築概算書
- 屋根伏図
- 日影図
- ボリュームチェック表
- 収支計算書
- 1週間前後納品
- 約1週間〜2週間納品
- 約2週間〜3週間納品
- 4週間前後納品
得意分野
- 一戸建て
- リノベ・リフォーム
- マンション・アパート
- 店舗・商業店舗
- 保育園・学校・施設
- クリニック関連
- 照明・インテリア・家具設計
- 外構・エクステリア・造園
- 倉庫・工場・駐車場
- 耐震・断熱・ZEH
- S造・RC造・SRC造
- 狭小・傾斜建物・変形地
カテゴリ | 戸建て | 戸建てタイプ | 平屋 |
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テイスト | ナチュラル | 建物概算予算 | 3000~4000万未満 |
建築工法 | 木造軸組工法 | 間取り | 4K 4DK 4LDK |
延床面積 | 100〜150㎡未満 | 敷地面積 | 200〜300㎡未満 |
特徴 | 庭 |